講演会
2016年10月29日に実施した講演会です
【イスラム紛争地域での活動】
〜鹿児島でできる国際貢献について考える〜
フィリピンの紛争地帯でマノボ族の首長になった日本人:松居友さんの講演会を開催しました。
2002年にミンダナオ子ども図書館が設立されましたが、その設立経緯を聞いて驚きました。
15歳〜17歳の若者がミンダナオ子ども図書館を松居さんとともに作ったそうです。
ミンダナオ子ども図書館の運営は99%個人の寄付でなりたっているという。企業の支援も勿論ありますが、個人の方に活動を理解してもらうことが「繋がっていくこと」だと松居さんはおっしゃり、毎年、10月・11月は日本で講演会を実施し、ミンダナオ子ども図書館の活動報告に回っていらっしゃいます。そのスタンスは「どんな小さな場所にもいく」ということ 日本からミンダナオへ送金するには日本法人が必要になりますが、多くのNGOで起こっているマイナスな部分は、日本法人の人件費で寄付の60%〜70%が使われてしまい、現地へ行くお金が減ってしまう。それだったら日本法人をつくらず、自分で動こう!と、精力的に活動なさっています。
ひきこもり、鬱 「このような方はぜひミンダナオに来たらいいと思います。子どもたちの生きる姿をみて一緒に生活をしていく中できっと笑顔を取り戻します」と、話してくださり、講演会に参加していた大学生は来年、ミンダナオに行きたいと松居さんとお話を進めていました。 「日本の若者にも、ぜひ一度ミンダナオを訪ねてほしい、そして、日本にかけているものは何なのかを考え、何を変えて行けばいいのかを考えるきっかけにしてほしい」とおっしゃっていました 国民の内(国民と言っても出生届けがだされていない人も多い)たった1%の富裕層。中産階級は20%〜30%しかいない。70%は貧困層。 中産階級と呼ばれる人も、日雇い労働者になるしかない現状。大学卒業するなんて夢のまた夢のミンダナオ。
しかし、松居さんは今まで200人ほどの子どもを育てあげ、70%の子どもたちを大学に進学させました。驚異的な数字です。 学びたいけど、学べない子どもたちには進学をサポートする。学校に行きたいと思っていない子にはスキルトレーニングをし(裁縫・調理・運転など)仕事獲得へつなげる活動をされています。 もっともっと裏の話をお聴きましたが、表には出せないお話でしたのでSNSでの公開は致しません。しかし私たちに伝わる情報は一部であったり、歪曲されている事があるということを知りました。 子どもたちを育てていくのに毎日、毎日100キロのお米が必要です。そのお米も自給しています。野菜も育てています。子どもたちと共に。
本当に素晴らしい活動だと思います。 次の話は私が常々疑問視していたことです。よくある国際支援の1つに「物資を送る」という方法があります。この<現地へ物資を送る行為>は、途中で政府に抜き取られ、結局は届けたい人に届かないことが多いという事実を知っていたので、日本の人たちが色んなものを送ることに対し批判的に考えていました。しかし、今日の講演会で、日本からの古着や靴を喜ぶ子どもたちの姿を見て「古着や靴を送ることに意義を感じていなかったのですが、届きますか?」と質問をしました 松居さんは、確かに普通に送るとおっしゃっているように抜き取られたりして届かないことが多いです。だからこそ、ミンダナオ子ども図書館におくって頂くときは「フォレックス」を使って下さいと、具体的な支援の方法をおしえてくださいました http://www.edit.ne.jp/~mindanao/busshi.htm 寒い時はダウンがありがたいし、靴や長くつも嬉しい。あまり大きな声ではいえないけれど、下着も本当に助かります。ぬいぐるみは子どもたちによって夢のようなものです、と語られました ちなみに日本→ミンダナオへの送金業務は日本にいるボランティアスタッフが手伝ってくださっている。松居さんの「地道な活動」は響きと同じだなぁ〜と思うところでした また、響の活動も非常に困難を極めます(経済的に)そのことについても「ミンダナオだからこそ成り立っていると思います。物価が違うから。日本で活動するのは本当に大変だと思う」とおっしゃってくださり、若者を育てることをしていきたいと考えていらっしゃいます このような点からも響の活動に共感くださり、松居さんが名誉会員になっていただけることになりました。そのため、今日からミンダナオ子ども図書館と響は協力団体となりました。
【イスラム紛争地域での活動】
〜鹿児島でできる国際貢献について考える〜
フィリピンの紛争地帯でマノボ族の首長になった日本人:松居友さんの講演会を開催しました。
2002年にミンダナオ子ども図書館が設立されましたが、その設立経緯を聞いて驚きました。
15歳〜17歳の若者がミンダナオ子ども図書館を松居さんとともに作ったそうです。
ミンダナオ子ども図書館の運営は99%個人の寄付でなりたっているという。企業の支援も勿論ありますが、個人の方に活動を理解してもらうことが「繋がっていくこと」だと松居さんはおっしゃり、毎年、10月・11月は日本で講演会を実施し、ミンダナオ子ども図書館の活動報告に回っていらっしゃいます。そのスタンスは「どんな小さな場所にもいく」ということ 日本からミンダナオへ送金するには日本法人が必要になりますが、多くのNGOで起こっているマイナスな部分は、日本法人の人件費で寄付の60%〜70%が使われてしまい、現地へ行くお金が減ってしまう。それだったら日本法人をつくらず、自分で動こう!と、精力的に活動なさっています。
ひきこもり、鬱 「このような方はぜひミンダナオに来たらいいと思います。子どもたちの生きる姿をみて一緒に生活をしていく中できっと笑顔を取り戻します」と、話してくださり、講演会に参加していた大学生は来年、ミンダナオに行きたいと松居さんとお話を進めていました。 「日本の若者にも、ぜひ一度ミンダナオを訪ねてほしい、そして、日本にかけているものは何なのかを考え、何を変えて行けばいいのかを考えるきっかけにしてほしい」とおっしゃっていました 国民の内(国民と言っても出生届けがだされていない人も多い)たった1%の富裕層。中産階級は20%〜30%しかいない。70%は貧困層。 中産階級と呼ばれる人も、日雇い労働者になるしかない現状。大学卒業するなんて夢のまた夢のミンダナオ。
しかし、松居さんは今まで200人ほどの子どもを育てあげ、70%の子どもたちを大学に進学させました。驚異的な数字です。 学びたいけど、学べない子どもたちには進学をサポートする。学校に行きたいと思っていない子にはスキルトレーニングをし(裁縫・調理・運転など)仕事獲得へつなげる活動をされています。 もっともっと裏の話をお聴きましたが、表には出せないお話でしたのでSNSでの公開は致しません。しかし私たちに伝わる情報は一部であったり、歪曲されている事があるということを知りました。 子どもたちを育てていくのに毎日、毎日100キロのお米が必要です。そのお米も自給しています。野菜も育てています。子どもたちと共に。
本当に素晴らしい活動だと思います。 次の話は私が常々疑問視していたことです。よくある国際支援の1つに「物資を送る」という方法があります。この<現地へ物資を送る行為>は、途中で政府に抜き取られ、結局は届けたい人に届かないことが多いという事実を知っていたので、日本の人たちが色んなものを送ることに対し批判的に考えていました。しかし、今日の講演会で、日本からの古着や靴を喜ぶ子どもたちの姿を見て「古着や靴を送ることに意義を感じていなかったのですが、届きますか?」と質問をしました 松居さんは、確かに普通に送るとおっしゃっているように抜き取られたりして届かないことが多いです。だからこそ、ミンダナオ子ども図書館におくって頂くときは「フォレックス」を使って下さいと、具体的な支援の方法をおしえてくださいました http://www.edit.ne.jp/~mindanao/busshi.htm 寒い時はダウンがありがたいし、靴や長くつも嬉しい。あまり大きな声ではいえないけれど、下着も本当に助かります。ぬいぐるみは子どもたちによって夢のようなものです、と語られました ちなみに日本→ミンダナオへの送金業務は日本にいるボランティアスタッフが手伝ってくださっている。松居さんの「地道な活動」は響きと同じだなぁ〜と思うところでした また、響の活動も非常に困難を極めます(経済的に)そのことについても「ミンダナオだからこそ成り立っていると思います。物価が違うから。日本で活動するのは本当に大変だと思う」とおっしゃってくださり、若者を育てることをしていきたいと考えていらっしゃいます このような点からも響の活動に共感くださり、松居さんが名誉会員になっていただけることになりました。そのため、今日からミンダナオ子ども図書館と響は協力団体となりました。