11月24日 12:00~12:50 参加者:10名
ブルガリア理解講座
ブルガリアから、人が優しい、鹿児島が大好きと来鹿されているニコライ先生からお話を伺いました。
・先生は民族衣装である美しい刺繍のシャツを着て来られました。(独身の男性が着るシャツ) この刺繍は手作業で丁寧に仕上げていくそうですが、細かく時間のかかる作業のため、だんだん作り手もいなくなり、コンピュータにより再現したりしているそうです。
刺繍は家族のもの、地域(村や町)のものなどあり、その模様で出身地や家族がわかると話されていました。
・ブルガリアは、バルカン半島に位置し、北にルーマニア、西にセルビア、マケドニア共和国、南にギリシャ、トルコと隣接し、東は黒海に面しています。首都はソフィア。
・ローマ帝国、オスマン帝国、ロシア人などの血が混じり合い西洋人の顔つきでありながら黒い髪や黒い目の人々が見られる。
・宗教はキリスト教が主であり、各家庭はアイコン(キリスト、聖母、聖人などの聖画像)を持っており、家を祀るという意味で飾られている。
言語はスラブ系であり文字はキリル文字。(イスラム教は1/4くらい)
・小さい国ではあるが、世界遺産が多く7世紀のブルガリア誕生以来、10世紀、11世紀からの遺跡も残っている。また2000年前の遺跡である劇場が現在でも使われている。
・1700年代オスマン帝国から独立し、南ヨーロッパへ留学生を送り出したり、産業の取得のため専門家を呼んだりしていた。
・20世紀、ブルガリアはドイツと同盟を結び敗戦故国となる。以後、共産主義国家となり、ベルリンの壁崩壊とともに共産主義も終わる。
・黒海(ブラックシー)
3000年前からの呼称である。南方は波が強く、泳いでる人が陸に戻れないほどの波の強さがある。
・自然 北はプロシアからの風で寒い
南は地中海気候で暖かくマングローブも見られる
東は鳥取砂丘のようなところもある
・ヨーグルトは日本の味噌汁とごはんのようなものである
・中央アジアからの伝統で牧畜はさかんである
・産業 ワイン、バラのジャム、バラの香水、ロースウォーター、バラのお酒
チーズ
・ 人との繋がりは、家族間においては強い絆で結ばれているが、それ以外は割合淡白である。
・少数民族が(アルメニア人、ジプシー、トルコ人など)1/4であり、ブルガリア語を話せない人がいる。
・ 周辺の国々に比べ独特の人間性があり、いろいろな国に侵略された歴史があることから、他国を受け入れる寛容性がある。難民についても受け入れに対し抵抗はなく慣れているので、他国のような紛争もない。
ブルガリアといえばヨーグルトのイメージしかない方も多いと思いますが、美しい自然や世界遺産、豊かな自然、人を受け入れるおおらかな心、もっとブルガリアのことを知りたくなりました。
最後にバラのジャムをのせたクラッカーを頂きました。ジャムの甘い舌触りからバラの香りがほんのり漂ってきて何だか身分の高い人になったような気持ちになりました。
アンケート
1) 講座をどのようにして知ったか
・ FBでみた、こくちーずで探した
・ 響のHPで見た
・ チラシで見た(場所不明)
・ インターネットで探した
2) 参加を決めた理由
・ 他文化を知りたい
・ 知人の勧め
・ 知らない国について聞くのは楽しいから
・ 他の地域の文化を知りたいと思った
・ 知らない文化を聞いてみたいから
・ ブルガリアに以前行ったため
・ ブルガリアは人種のるつぼ、内線もない住みやすい国。何故人種差別がないのだろう?
・ なじみのない国の紹介だった
3) 他に参加したい講座、あったらいいなという講座
・ 他の国の紹介
・ ブルガリアの詳細な事項。話し合ったり何度かあれば面白いと思います。
4) 感想
・ 大変面白かったです
・ ブルガリアについての知識は殆どなかったが、歴史や文化、産業について知ることが出来てよかった
・ 歴史の話や、国のこと、食のこと、聞けてよかった
・ ブルガリアの歴史的背景を知ることができたためとても楽しかったです
・ まったく知らなかった国の過去の歴史、現在の文化、食も聞けて学びが多かった
・ 川内から来たので、川内でも開催があればと思います。内容は同じでも良いと思います。
・ 外国のことを出身国の人から聞けると勉強になります。いろいろな国の方の話を聞きたいと思います
・ いろいろためになりました
5) 響への支援
・ 友達にチラシを渡す
・ 会員になって支援する(年会費3000円)
・ 受付スタッフなら出来ます
・ 講師 → ウィスキーつくり入門レベルで勉強会の予定があるので出来るかもしれません