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【世界の絵本を寄付】 See below for guidance in English

世界の絵本をわたしの友達が響に寄付してくれました。実に多くの国の言語をカバーしていて大変素晴らしいものでした。しかも大きなダンボールに沢山の絵本!!
とても嬉しい反面、活動拠点を持たぬ響がこの絵本を本当に充分活用できるだろうか?と考えました。
絵本にとっては、多くの方に手に取ってもらい読んでいただけることがベストなのだろうと思います。また、譲ってくれた友達も、絵本がしっかりと活かされることを願うはず…そこで、一番活用していただける団体さんに絵本を委ねることにしました。もちろん、譲ってくださった方には許可を得ています。
今後は、鹿児島市国際交流財団さんのイベントなどで見かけることがあると思います。本当に多くの国の絵本が網羅されています。機会がありましたら、ぜひ絵本を読みに財団さんへ足をお運びください。
【Donated a picture book】
A friend donated a picture book written in languages ​​around the world to Hibiki. It covered so many languages ​​and it was great.
On the other hand, I was very happy, but I was worried whether HIBIKI, which has no activity base, could really utilize this picture book.
For a picture book, I think it is best for many people to pick it up and read it.The friends who gave it to me should hope that the picture books will be put to good use.Therefore, I decided to donate picture books to the organizations that can make the most of it. Of course, we have permission from those who gave it to us.
Donated to Kagoshima City International Friendship Foundation. If you have a chance, please go read a picture book.
報告者:牟田京子
多国籍チャリティカフェ【ボランティアを募集します】
2021年より響は「チャリティスペース」として多国籍チャリティカフェを運営します。ここでは外国人の生活支援と日本人との交流を生み出すこと、活動費に充当するためのチャリティ活動を行います
カフェ店員として、演奏者として、パフォーマーとして、クリエイターとしてなど色んなボランティア参加の形があります。また、クラス単位、サークルや部活動、研究室、他NPOなどとのコラボ要請もお待ちしています。
使用可能な日は
月曜〜金曜、日曜です
この期間で〇〇したい!などご意見がありましたら是非おしえてください。日本人・外国人双方にとって「居場所」となる空間をつくれたらいいな・・・と考えています。時間や曜日についてはボランティアしてくださるかたと話し合って決めたいと思っています。そのため、関心があるかたは説明会にご参加ください。場所は荒田地区となっております。
★チャリティカフェ
・外国人ボランティアと日本人ボランティア(英語が話せる人)が一緒にウエイター&ウエイトレスになり、来場者を歓迎します。
・指差し注文できるようにし、日本語が上手でなくてもボランティア可能
・カフェ開催中は、外国人の方の生活相談をうけつけます
・(留学生のかた)日本語上達の機会に
・(日本人のかた)外国人のかたと一緒にボランティア
★チャリティコンサート
・演奏や歌を披露してください。
★ものづくりチーム
・カフェ開催時に来場者に寄付をつのるグッズを作成してみませんか
★響メンバー交流会企画チーム
・たこ焼きパーティーをしたり、何かしら響のボランティアスタッフが仲良くなれる企画を考えるチームです
★こんな使い方はどう?というアイデア担当チーム
皆さんのアイデアと実際のボランティアとしての活動をお待ちしています。英語教室を運営されているかたは、ぜひ生徒さんの語学力UPの場としてご活用ください。
留学生の友だちと一緒にカフェ店員をやってみたいけど、それでもいいですか?などなど、ぜひこの場を活用して外国人をも巻き込んだ地域づくりを実施してみませんか?
「誰もが取りこぼされない社会」をつくるには、ます「知り合うこと」が大切です。教育・社会教育・公務員を目指す方にとってはリアルな地域課題をしるきっかけにつながります。
12月20日15時〜説明会を実施します。ぜひご参加ください(ZOOM)
https://www.facebook.com/events/1301122060221514

Seeking volunteers
From 2021, Hibiki will operate "Charity Space". Here, we will support the lives of foreigners, create exchanges with Japanese people, and carry out charity activities to cover activity costs.
You can participate in various ways such as cafe clerk, piano player, performer, creator, etc. (However, all participate as volunteers)
★ Charity Cafe
・ Foreign volunteers and Japanese volunteers (people who can speak English) will become waiters and waitresses together and welcome visitors.
・ You can order by pointing, and you can volunteer even if you are not good at Japanese.
・ During the cafe, we are accepting life consultations for foreigners.
・ (For international students) For opportunities to improve Japanese
・We will issue a volunteer certificate. It will be advantageous for job hunting.
★ Charity concert
・ Please perform and sing.
★ Creative team
・ Why don't you make goods that visitors will buy when the cafe is held?
Would you like to volunteer as a cafe clerk with your international student friends? Why don't you use this place to create a community involving foreigners?
Information session is from 15:00 on December 20th(ZOOM)
※important point
This place is adjacent to the church.Some people may not be able to participate due to religious issues. In that case, please join us as a ZOOM volunteer.
Implementation of briefing session
https://www.facebook.com/events/1301122060221514
新コラボ決定
響のFBページにカザフスタン共和国のインターナショナルスクール(国際バカロレア認定校)の丸田潤先生からご連絡を頂きました。

潤先生は鹿児島のご出身。鹿児島で外国人支援を頑張っている響に共感してくださり、カザフスタンから何かできないか?とコラボレーションのお声かけをくださいました。

実際には
(1)国際バカロレア(IB)のPYP(Primary Years Programme)で学んでいるこどもたちとのディベートする場をつくる(ZOOM)
(2)響の活動支援のため会員限定アクティビティを開いてくださる
(3)丸田潤先生の経験談をお話していただける機会

これらの取組で共同していくことになりました。学長先生からも許可を頂き、響の名前がカザフスタンでも知られることになります☆彡

小学生のこどもたちとディベートしてみたい日本人のかたがいましたらぜひお知らせください。英語で話すだけでなく、日本語でもOKとのことです(参加は会員さん優先となります)

潤先生は鹿児島出身、れいめい高校2年生の時にバングラデシュのダッカ・インターナショナルスクールに転校され、大学・大学院はアメリカで修了されています。その後、ルーマニア・アメリカでインターンを経験した後、カザフスタンの大学で英語教師を経験し、ミラスインターナショナルスクールの英語教員になられました。

海外で働いてみたいという人
海外インターンシップを希望している人
国際バカロレアに関心があるかた
教員を目指している方
同じ高校出身!などなど
潤先生のお話を聴いてみたい人もぜひコメントください!

世界の国とのコラボレーション希望!ぜひ一緒に国際的な視野を持った人材育成するために協力しませんか?
【新米で留学生を歓迎】 See below for guidance in English
新しく九州日本語学校に入学した20名の外国人留学生全員に新米を贈呈しました。新型コロナの影響もあり、入国が制限されていましたがやっとのことで入国。鹿児島にきてからは、2週間隔離措置がとられていました。
私たちの団体は、例年新入留学生のために様々なイベントを開催していますが、今年は密を防ぐため、対面でのイベントは自粛しています。少しでも地域とのつながりを感じて欲しい。歓迎していることを伝えたいと12月6日(日)に新米と手作りマスクなどを贈呈しました。
これらの品物は姶良市のお寺さんからのご寄付です。袋のメッセージも手書き。リアルなイベントがなかなかできない厳しい現状ではありますが、みなさんを歓迎している気持ちが伝われば嬉しいですね。
お寺の皆さん、本当にありがとうございました。留学生の皆さんが大変喜んでいらっしゃいました。これからもぜひご縁を頂ければ嬉しいです。
[Welcome international students for new students]
We donated new rice to all 20 new students enrolled in Kyushu Japanese Language School. Entry was restricted due to the influence of the corona, but I was finally able to enter. Since I came to Kagoshima, I have been quarantined for two weeks.
Our organization holds various events for new students every year, but this year we refrain from face-to-face events to prevent infection.
Even under these circumstances, we decided to donate rice as a living support so that we could feel the connection with the community as much as possible. We presented rice and handmade masks directly on December 6th.
It is difficult to hold an actual event, but I wanted to convey the feeling of hospitality. Welcome to Kagoshima. Please enjoy your life in Kagoshima from now on. And please study Japanese hard.
【ZOOM】韓国語フリートークライブ
今回は単発のクラスでしたが、3人の方が参加してくださいました!トピックは、旅行で使えるフレーズ、ドラマに出てくるフレーズ、フリートークでした。
講師のアン先生は、度々ジョークを交えながら、とても楽しく教えてくださいました😆 
ドラマのフレーズでは、最近話題の“愛の不時着”が登場し、韓国語のロマンチックなセリフの発音や意味を学ぶことが出来ました😚 アン先生によると、愛の不時着は、「韓国と北朝鮮の言葉の違い」を見ることが出来る、という点でも面白いドラマだそうです!参加者の中には、セリフの発音を熱心に繰り返し聴いて、自分のものにしよう!とされている方もいらっしゃいました。写真のようなセリフ、一度は使ってみたいですよね?(笑)
また、更に色々な話題で盛り上がったのはフリートークでした。おすすめの韓国料理🍲を質問したり、参加者の中には流暢な韓国語でアン先生に質問されている方もいました!😲 参加者からアン先生へ、「先生は日本語もペラペラで、いくつか韓国語と似ているものなどもあるので、混乱することはありませんか?」というような質問がありました。
すると先生は、「確かにいくつかの言語を学んでいると混乱することがある、だからその言語をよく使う機会を増やす事が大切ですよね」と仰っていました。
私もこの意見には納得して、このような語学クラスを、参加者の言語のアウトプットの機会に役立てられればいいな、と改めて感じました。
楽しく韓国語に触れながら、韓国文化への興味もより深まったクラスでした🇰🇷 アン先生、ありがとうございました!
11月22日(日) 
報告:森 康平
〜「第二回 多様性を尊重したまちづくり」〜
先日、(公財)鹿児島市国際交流財団と響の共催で「多様性を尊重したまちづくり〜病院における外国人受診者のリアルな声」というテーマのもと、医療関係者の方々向けにワークショップを行いました。
今回はスペイン、バングラデシュ、マレーシア、トルコ、フィリピン出身の5名の外国人講師の方々、そして日本人の参加者17名の計22名での開催となりました。
イベントのはじめに各グループで「やさしい日本語」を使った自己紹介を行いました。やさしい日本語とは「日本語を母語としない外国人にもわかりやすい簡単な日本語」のことで、これを意識しながら話すことは日本人参加者の方々にとっても良い機会になったのではないでしょうか。
その後、鹿児島に住む外国人の現状やイスラム教に対する偏見や差別、また多様性とは何かについて司会の2人が各々の経験談を踏まえて話しました。それらについて参加者の方々に理解を深めていただいた後、異国での病院受診を想定したワークショップを行いました。各グループの外国人講師に各国の医師を演じてもらい、日本人参加者に日本語が通じない、現地の言葉がわからない状態での医療機関受診がどのようなものであるかを体験していただきました。今回は医療関係の方が中心に参加されていたので、医療専門の翻訳機を使われている方もいらっしゃいました。その他にも英語を話す方やジェスチャーで伝えようとされる方、紙に絵を書いた方など人それぞれ伝え方が異なっており、改めてコミュニケーションのツールは多様であると私自身実感しました。
その後、外国人講師の方々に日本での医療機関を受診する際に苦労されたことを話していただきました。
・バングラデシュ出身の方
「特に休日や夜間での受診が非常に大変。幼い子供が急に体調を崩してもどこの病院に行けばいいのかわからないし、病院に連絡をしても相手の言っていることが理解できない。日本人の友人に頼りたくても遠慮してしまう。
また以前子供を妻が出産したが、目を通す必要がある書類や同意書などが50枚ほどあり、寝る間も惜しんで読み終わるのに2週間かかった。ありがたいことに私の日本人の友人が翻訳を手伝ってくれたが、必ずしも鹿児島にいるバングラデシュ人の仲間全員が日本人に頼れるわけではない。だからこそ、もっと外国人をサポートしてくれる日本人が増えてくれたら嬉しい。」
・トルコ出身の方
「先日歯の病気を患い病院に行った際、ある程度の日本語が理解できていても、医療専門用語だと全く意味がわからなかった。先生に絵を描いてもらってようやく説明を理解することができた。」
・マレーシア出身の方
「日本に来て何度も病院を利用したが、その際に一番困ることは問診票を書くことだ。日本にいる外国人は話すことや聞くことはできても、難しい日本語や漢字を書ける人は少ない。そのため、外国人対応の問診票があると非常に助かる。 
また自分が救急車で運ばれた際、パニックになっており普段だと問題のない日本語での会話ができなくなったことがある。その時に先生がジェスチャーを使って説明してくれたから非常に助かった。日本にいる外国人が全員英語を話せるわけではないので、ジェスチャーを使ったコミュニケーションは必要。」
・スペイン出身の方
「日本の病院で問診票を書いた際、住所などをローマ字で書いて提出したら日本語での書き直しを求められた。私たち外国人にとって難しい漢字を書くことは非常に時間がかかり、緊急事態の際には尚更だ。だから、ローマ字や英語で問診票に記入できるようになると私たちはとても助かる。」
・フィリピン出身の方
「日本の産婦人科は男性の医師が多く、受診しづらい。フィリピンでは女医が多い。/ 日本人の医師は英語を話せる人が多いからとても助かる。」
これらは講師の方々のエピソードの中から抜粋したものです。やはり皆さん口をそろえておっしゃっていたことは「日本語がわからないと本当に病院での受診が難しい」ということです。この問題の根本にあるのは、鹿児島の医療機関での英語人材不足や、多言語対応の問診票がないこと、問診票でのローマ字記入が許可されていないなどのケースが多いということだと感じます。たしかに日本に住む外国人全員が日本語を理解できることが何よりも望ましいと思う方もいらっしゃるかもしれません。 
しかし、グローバル化が進み世界中の人々が物理的文化的に強い繋がりを持つ現代だからこそ、異なる文化や言語、価値観を国籍や世代を超えてお互いに尊重し合い、助け合うことこそが私たち自身の生活をもさらに豊かにしてくれるものだと私は信じています。
また、これは外国人に対してだけではなく、日本人同士でも同じことです。お互いを助け合う気持ちを持ち合うことが、本当の意味で多様性を尊重したまちづくりの一歩になるのではないでしょうか。
今回のイベントが参加者の皆様にとって有意義な時間となりましたら大変光栄です。お忙しい中、足を運んでいただきありがとうございました。
また、私たち響と共にワークショップを主催してくださった(公財)鹿児島市国際交流財団のスタッフの方々、朝早くから準備を手伝ってくれた響のボランティアメンバー、そして今回のワークで活用した文書の作成に協力してくれた鹿児島で出会った外国人の友人たちに心から感謝しています。
来月26日(土)は「外国人保護者の本音を聴いてみよう」といテーマで今回と同様の形式でワークショップを行います。
興味のある方、教育関係者、行政関係者の方々でお時間がありましたら、ぜひご参加・シェアをよろしくお願いします!
12月 「外国人保護者の本音を聴いてみよう」
https://bit.ly/2GY7Pp7
1月 「行政サービスについて外国人が望むもの」
https://bit.ly/3jZSzGL
報告者 山元里紗
多様性を尊重したまちづくり【ワークショップ】
〜「多様性を尊重したまちづくり」〜
(公財)鹿児島市国際交流財団と響の共催で、「多様性を尊重したまちづくり」というテーマでのワークショップがありました!
今回はアルゼンチン、バングラデシュ、マレーシア、タンザニア、スペインの計5か国の講師の方々、そして15人の日本人参加者の方々でワークショップが行われました。
最初は日本人4人+外国人講師1人のグループで、外国人の方々も理解しやすい言葉を意識した上での自己紹介をしていただきました。外国の人々と話をしたことがない方も数名いらっしゃいましたが、言語の違いがあってもコミュニケーションができることを感じていただきました。
次に、鹿児島に住んでいる在留外国人の数や、非英語圏のアジアの国々からどのくらいの人たちが鹿児島に来ているのかを、クイズを通して確認したり、桜の花びらのシートを使って、同じ日本人同士でも違いがあり同じではないこと、一方で国籍の違う人とでも共通する部分があることを知る=国籍は関係がないことを感じてもらうワークを行ないました。
その後はイスラーム教のムスリムの多くの方々が肌や髪の毛を隠すためにまいている「ヒジャブ」の話を基に、「偏見」についてや、「正しい知識」を持つことの大切さについて考えていただきました。
響の様々な活動を、運営に携わっているボランティアメンバーから紹介してもらった後は、それぞれのグループで、トルコ語、シンハラ語(スリランカの言葉)、ベンガル語(バングラデシュ)、タガログ語(フィリピン)で書かれた文書を解読するワークを行いました。どの言語も解読が困難でしたが、後に同じ内容で日本語ではない1つの言語の文書を配布すると、どのグループもだいたいの文書の内容をあてることができました。しかし、外国人講師の方々はまだ理解が困難であることから、鹿児島に住む在留外国人の方々が毎日直面している困難の1つを日本人の方々に知っていただきました。
休憩をはさんだ後、前のワークで使用した文書を基に、在留外国人の方々も含めたみんなが理解しやすい文書に書き換えるワークを行ないました。外国人講師の方の意見を基に5つのグループが書き換えた文書は、それぞれがいろんな工夫がなされ、在留外国人の方々にとってわかりやすいものになっていました。作り替えたものを全体でも共有して、外国人の方々のために必要な配慮は何かをみんなで考えました。
ワークショップの最後は、5人の外国人講師の方々に、これまで経験した困難体験をお話していただきました。
〇仕事での困難について(アルゼンチンの方)
「就職した際の研修で、多くの資料を日本語でもらって理解するのがかなり厳しかったです。」
〇子育て・仕事・出産時の困難について(バングラデシュの方と出産をサポートした響メンバー)
「妻の出産の際や緊急時などに病院に電話した時に、何を言っていいのか、何を言ったらいいのかがわかない時が大変困りました。しかし、サポートしてくださった方のおかげで乗り越えることができました。」
〇言語やコミュニケーションの困難について、(タンザニアの方)
「息子が入院した際に、妻は日本語が話せないため、すべて僕が対応しなければならず、理解ができなくても挑戦しないといけないのが大変でした。しかし、鹿児島の人々はとても親切で、病院の職員の方々が英語でコミュニケーションしてくださいます。」
〇宗教や食べ物に関する困難について(マレーシアの方)
「じろじろ見られるのが嫌だったけど、今はじろじろ見られたら笑顔で返すようにしています。」
〇行政関係の手続きに関する困難について(スペインの方)
「僕は日本人の女性と結婚したから、まだいいほうだと思います。他の外国人の方たちはもっと大変だと思います。」
「読むより書くことが一番難しくて、特に漢字が。書類をローマ字、ひらがなで書いたら、漢字で書いてくださいと言われて大変でした。」
外国人の方々のこういったリアルな声を聴く機会はなかなかないため、私自身も話を聞きながら彼らの大変さを改めて知り、まず「知ること」が何よりも大切であることを実感しました。この投稿の一番下に、去年の外国人講師の方々が話してくださった困難や日本に来て感じることを参考までに掲載しますので、ぜひ見ていただきたいです。
今回のワークショップに参加してくださった方々の受講後の感想をそのまま掲載します。
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(参加された感想・心に残ったこと)
・外国人の方一人一人の困った経験談は普段聞く機会がないので、聞いていてとても興味深かった。
・なかなか住んでいる中での困りごとを聞く機会がなかったので、今回良い経験でした。時間がもう少しあればもっと聞けたかなと思うので、繋がってまた改めて聞きたいという気持ちになりました。「みんなにわかるように」のワークショップ、良かったです!
・グループでのみんなにわかりやすい文章づくり(が印象に残った。)
・私たちは英語が分からなくても調べればわかるけど、外国人の方々にとっては、漢字を読むのが難しく、調べることすらできないというのが、新たな視点で気づきとなった。
・構成がとてもよく、誰にでも理解しやすいと思った。(少しかけあしがもったいない)今までも、同じテーマで講話を聞いたが、小学校の先生ということもあり、分かりやすかった。声をかけていいのか悩むときもあるので、外国人のリアルな声は参考になった。
・私達が普段、当たり前のように生活している中で、手紙や買い物、病院、薬などは外国人の人にとっては全くわからず、苦痛だと思った。
・外国人の方々の日常的な困難について、表面的なことしか知らなかったが、より具体的に把握することができた。自分の中でとどめるのではなくて、まわりの人にも伝えていこうと思った。
・「鹿児島には親切な人が多いけど、困っている人がいることを知らない人が多い。だから周りの人に教えてほしい」というところ(が印象に残った。)
・知識として、外国人が日本に住んでいて困ることを知っていても実感がわかないので、直接外国人の方の声から聞くことができたのは、とても良かったと感じています。
・外国の講師の方の困難体験談は、日本にずっと暮らしている私たちにとっては考えたこともないようなことばかりで、印象に残った。
・外国の方が実際に困っていることを知って、具体的にどうすれば良いかイメージできた。
・最初緊張していたけど、だんだんグループの人と会話することができて、また、日本に暮らしている外国人が普段どのようなことを感じているのか、問題点はどんなことか、ということを知れて良かった。日本人にとっては簡単なことでも、海外の人々にとっては難しいことが多い。
・鹿児島に住んでいる外国人の方のお話を聞けて、何に困っているのかがわかりました。
・グループの人や講師の先生などと協力して解読したり、実際に困ったことなどを聞けて本当に良かった。生活していて全然気にしていなかったので、意識していきたい。楽しかったです。
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ワークショップの最後にバングラデシュの講師の方が、このような言葉をおっしゃられていました。
「鹿児島の人々は本当に親切です。みんな助けてくれます。しかし、みんな外国人の人たちの問題とか困ったことを知らないと思います。今日参加してくださった方々に本当に感謝しています。今日知ったことを自分の中だけじゃなくて、家族とか友達に教えてください。漢字が書けない人たちもいる、豚肉が食べられない人たちがいる、外国人の人たちも頑張っていることなどを、周りの人たちに伝えていただけたら、鹿児島がもっと外国人にフレンドリーな社会になると思います。ありがとうございました。」
ワークショップを通して、規模の大小にかからわず、参加者の方々が身近にいる在留外国人の人たちのためにできることを考え行動に移していただき、それが外国人の方々も含めたすべての人たちにとって住みやすい鹿児島に繋がるきっかけになったら大変嬉しく思います。
今回のワークショップで司会を担当させていただきましたが、一緒に司会を担当した響のメンバーや、温かい雰囲気を作ってくださった参加者の方々のおかげで、リラックスしながら私自身も楽しんでワークショップを進めることができました。まず参加してくださる方々がいなければ、また参加者の方々が積極的に活動に取り組んでくださらなければ今回のワークショップは成り立ちませんでした。悪天候にもかかわらず参加してくださった方々に心から感謝しております。
そして、一緒にワークショップを主催してくださった(公財)鹿児島市国際交流財団のスタッフの方々、朝早くから準備を手伝ってくれた響のボランティアメンバー、また今回のワークで活用した文書の作成に協力してくれた鹿児島で出会った外国人の友人たちに心から感謝しています。
このように1つのワークショップに、多くの人々が関わり協力して作り上げることができたことを通して、協力することの大切さを改めて実感したとともに、感謝の気持ちや人との繋がりをこれからも大切にしていきたいと心から思いました。貴重な経験をさせてくださり、本当にありがとうございました。
今回の1回目に引き続き、来月から分野ごとに開催する予定です。
興味のある方、医療関係者、教育関係者、行政関係者の方々でお時間がありましたら、ぜひご参加・シェアをよろしくお願いします!
11月 「病院における外国人受診者のリアルな声」
https://bit.ly/3dsIyzn
12月 「外国人保護者の本音を聴いてみよう」
https://bit.ly/2GY7Pp7
1月 「行政サービスについて外国人が望むもの」
https://bit.ly/3jZSzGL
報告者 井手昭博
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〜在留外国人の方々の困難や日本に来て感じること〜(2019年度)
〇市役所や学校からの書類に何が書いてあるかわからないから、そのまま放置することがある。
〇わからないことを、毎回学校の先生に聞くのも恥ずかしい。
〇スーパーの食品がハラル対応のものかどうか、漢字で書いてあるからわからない。
〇いきなり請求書が行政から届くけど、漢字で書いてあるから何の書類がわからない。
〇日本は全体的にゴミ箱がなく、またゴミの分別や処分方法で困る。
〇日本人は他人のことを気にしすぎている気がする。
〇外国では、バスで子どもが泣いていたらみんなで慰めようとする雰囲気があるけど、日本では、子どもの母親が周りの人たちに申し訳なさそうにしているのを見て、どうしてかがわからなかった。
〇外で歩いている時によくチラチラみられることがあって、挨拶をしてみたいけど、逃げてしまうのではないかと不安に思うことがある。できれば日本人から声をかけてほしい。
〇在留外国人に対する宗教の勧誘がしつこい。
〇スーパーで、肉と豚肉の違いが見た目ではわからなくて、友人が間違えて豚肉を食べてしまったことがある。
〇急に体調が悪くなって病院に行った時に、日本語で症状をうまく伝えることができない。